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コラム

外壁塗装の耐用年数は?塗料・外壁材別に紹介

  • 2024.08.26

外壁塗装は、約10年毎に行う必要がある作業です。

その外壁塗装に使用する塗料や外壁材には耐用年数があり、使用する塗料や外壁材によって特性や価格、寿命が異なります。

そのため、住んでいる土地の環境や予算に合わせて塗料や外壁材を選ぶことで安全・快適を維持して過ごせるでしょう。

この記事では、外壁塗装の耐用年数を塗料・外壁材に分けて解説します。

これから家を建てる方や、自宅の外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装の耐用年数

外壁塗装に使用する塗料は、種類によって価格や機能、耐久する年数が異なります。

また、塗料によってそれぞれ特徴があるので、どれを使うかは、業者とよく相談することが大切です。

ここでは、外壁塗装の耐用年数を塗料と外壁材に分けて解説します。

塗料別の耐用年数

各塗料の特徴と耐用年数を解説します。

塗料名 耐用年数 特徴
アクリル塗料 3年~6年 低価格で透明度が高く、発色は鮮やか。しかし水分を通しやすく、外壁塗装よりは内部塗装や塀での使用が向いている。 耐久年数も短いため、建て替え前の建物などの短期的な外壁塗装に向いている。
ウレタン塗料 7年~10年 価格と性能のバランスが良く、リーズナブル。しかし耐用年数は短い傾向にある。 光沢の持続力があるので塗装の剥がれやすい部分におすすめ。雨戸などの目立つ外観の付帯部分によく使用される。
シリコン塗料 10年~13年 耐用年数と価格とのバランスが良く、耐候性・耐汚性が高く、光沢があり、ツヤが長持ちすることで最近人気の塗料。 シリコン樹脂の含有量によって耐用年数は異なるので、確認が必要。
フッ素塗料 15年~20年 耐久性・耐候性・耐寒性・低摩擦性・不燃性などに優れ、耐用年数も長い。 高価だが、一度塗ると塗り替える回数が少ないため、あまり頻繁に塗り替えたくない方におすすめ。
断熱料GAINA(ガイナ) 15年前後 遮熱・断熱効果があり、省エネ効果が非常に高い塗料。

外壁塗装の塗料は、基本的に耐久性が高いものは費用が高く、耐久性が低くなるほど安くなります。

塗料別の耐用年数は、およそ10年前後となっており、期間がたてば再度塗装する必要があります。
万が一耐用年数を超えてしまった場合、外壁の見た目が悪くなるだけでなく、塗料による機能性も落ちてしまうため、塗料剤や家の構造部分の保護機能が弱まる恐れがあるでしょう。

そのため、耐用年数を考慮して塗料を選び、耐用年数を守って外壁塗装を行うことが大切です。

外壁材別の耐用年数

各外壁材別の特徴と耐用年数は、以下の通りです。

外壁材名 耐用年数 特徴
モルタル壁 30年程度 セメント・砂・水を合わせたモルタル材を使用。 耐久性は高いが、経年劣化によりひび割れ・色褪せ等あり。
窯業系サイディングボード 30年程度 セメント質と繊維質が原料の外壁材で、最近の新築住宅で最も使われている。 定期的なメンテナンスが必要。
金属系サイディングボード 40年程度 柄付けされた金属板と断熱効果のある発泡樹脂の裏打ち材で構成されている外壁材。耐用年数が40年と長い。

使用する外壁材名によって外壁材が劣化している状態で新たに塗料を塗ってしまうと、メンテナンスの効果が得られないため、外壁材の状態を正確に把握することが大切です。
また、外壁材の種類によって耐用年数が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で適切な材料を選びましょう。

外壁塗装をし直すサイン

外壁塗装には耐用年数があると解説しましたが、塗装をし直すサインがあれば知っていたいものです。

万が一サインを見逃したまま過ごしてしまうと、外壁の劣化が早まる恐れがあるため注意が必要です。

ここでは、いくつかの外壁塗装をし直す大切なサインをご紹介します。

①チョーキング

チョーキングが起こっている壁は、外壁塗装をするタイミングです。

チョーキングとは、外壁や屋根を触ったときに白い粉が手についてしまう状態のことをいいます。
外壁の塗膜が劣化することで塗膜の素材の合成樹脂が分解され、白い粉となって浮き出てきます。

このチョーキングによって外壁の浮きやはがれ、コカやカビの発生につながる恐れがあるので、チョーキングに気付いたらなるべく早めに外壁塗装を検討しましょう。

②塗膜のはがれ

外壁材の塗膜のはがれを見つけたら、外壁塗装や補修が必要なサインです。
湿気などにより外壁が歪み、内部に空洞ができて浮いたり剥がれたりすることで発生します。

塗膜が剥がれると、その部分が膨らんだり、ひび割れが起きたりします。

さらに、そのまま放置してしまうとはがれた部分から外壁材がどんどん劣化し、最悪の場合には浸水により雨漏りの原因にもなるでしょう。

被害の拡大を防ぐために、はがれた部分を見つけたら早めの対策が必要です。

③ひび割れ

外壁材のひび割れも外壁塗装が必要なサインになります。

ひび割れも、塗膜のはがれ同様にそのまま放置すると、外壁材の劣化や雨漏りの原因となります。

外壁や屋根に幅0.3mm以上のヒビが入っている場合は、塗装の内側や基礎部分にまで劣化が進んでいる可能性があるため、外壁塗装が必要になります。

基本的に外壁の劣化が原因であるため、悪化させないためにも早めに修理を依頼しましょう。

④カビ・コケの発生

塗装の表面にカビやコケが発生していないかをチェックすることも大切です。
カビやコケは、塗装の防水性や耐久性を低下させ、建物の劣化を早める原因になるだけでなく、人によってはアレルギーやシックハウス症候群を発症してしまうこともあります。
居住地の環境によっては、外壁だけでなく屋根にも発生してしまう場合があるため、その場合は早めの修繕の検討が必要です。

このカビやコケは、一部分だけであれば水洗いや拭き掃除で除去できますが、広範囲である場合は再塗装の必要も出てくるため、専門業者に相談しましょう。

⑤金属部分のサビ

金属部分のサビも外壁塗装が必要なサインです。
雨などにより、建物の金属部分にサビが発生する場合があります。

サビは放置すると広範囲に広がっていき、場合によっては外壁に穴を開けてしまう恐れもあります。

サビは主に、取り付け金具や窓枠、ベランダの手すり、シャッターなどが該当します。

金属部分のサビに関しても、広がらないうちになるべく早めの対処がおすすめです。

耐用年数を超えた外壁塗装を放置した場合のリスク

耐用年数を超えた外壁塗装を放置しておくことは、外壁の劣化や耐震性能の低下などを招くため、おすすめできません。

ここでは、具体的なリスクを解説しています。

リスク①雨漏り

外壁塗装を放置すると、雨漏りが発生してしまう恐れがあります。
これは、外壁塗装の耐用年数が過ぎ、外壁の劣化が進んだことにより、シーリングの破損や外壁材のひび割れなどによって発生します。

これらが原因となり、雨水が隙間から室内に侵入すると、屋根だけでなく、外壁の劣化も進んでしまう恐れがあるため、注意が必要です。

リスク②外壁材の劣化

外壁塗装を放置すると、徐々に塗装が剥がれていくだけでなく、外壁材も劣化していきます。

なかでも塗装を必要とするような外壁材だと、紫外線や雨に対する保護機能を基本的に備えていないため、劣化がどんどん進んでしまう恐れがあるでしょう。
これにより建物全体が劣化してしまうと、修繕費用が高額になってしまうことがあるため、早めの対処が必要です。

リスク③害虫の侵入・発生

外壁塗装の放置は、外壁材などの劣化だけでなく、ひび割れなどでできた隙間から、害虫が侵入・発生する被害も起こります。
特に、細い隙間はゴキブリなどの害虫が侵入しやすいとされており、家の中の衛生問題など新たな問題も生じてしまうため、放置せずに必ず外壁塗装を行いましょう。

リスク④耐震性の悪化

外壁塗装の劣化を放置していると、外壁の内側に虫や水が侵入しやすくなります。その影響により、外壁内側が腐敗し、家全体の耐震性が悪化してしまう恐れがあります。
耐震性が悪化すると、大きな地震などに耐えることが困難になる場合もあり、大変危険です。災害時に命を守るためにも、外壁塗装は必ず早めに検討しましょう。

リスク⑤資産価値の低下

外壁塗装の劣化を放置することにより、徐々に外壁に変色が見られたり、カビや藻などが発生したりするようになります。すると、本来の外壁の色合いではなくなり、見た目が非常に悪くなり、資産価値の低下にも繋がります。将来家を手放す必要があるときに資産価値が下がってしまわないようにするために、外壁の見た目は維持していくことが大切です。

外壁塗装の耐用年数を長く保つポイント

外壁塗装の耐用年数は決まっているものの、なるべく長く良い状態を維持したいものです。

ここでは、外壁塗装の耐用年数を長く保つポイントをご紹介します。

ポイント①耐用年数が長い塗料を選ぶ

まずは耐用年数の長い塗料を選びましょう。

塗料の単価は高くなるかもしれませんが、耐用年数が長くなればメンテナンスの回数を減らすことが可能です。

その結果、人件費や足場代を削減でき、コストダウンにつながるでしょう。

他にも防水性の効果がある塗料を選べば、建物のひび割れやそれに伴う雨漏りを防ぎ、耐用年数も長くできます。
特に耐用年数が長いのは「フッ素塗料」で、こちらは12〜20年の耐用年数があります。

「フッ素塗料」は、信頼性が高い人気の塗料であり、おすすめです。

ポイント②定期的に外壁を掃除する

定期的に外壁を掃除し、汚れを落とすことで、外壁塗装の耐用年数を伸ばすことが可能です。

外壁の汚れがまだついたばかりのものであれば、水を含ませたスポンジで軽く擦るだけでカビやコケなどの汚れを除去できます。
また、外壁に汚れがある場合は、やわらかい布やスポンジを使って洗浄し、外壁塗料が長持ちするように心掛けましょう。

また、定期的な掃除は、防カビ性や防水性などの性能を維持し、塗料の劣化を防ぐのに役立ちます。

汚れを放置すると外壁塗料の耐用年数が短くなるため、見つけ次第早めに掃除しましょう。

ポイント③優良業者に依頼する

どんなに性能の良い外壁塗料を使用しても、技術力が低い業者を選んでしまうと、満足のいく外壁塗装が受けられない恐れがあります。

技術力はもちろんのこと、高いモラルを持って工事を請け負ってくれる優良業者を見つけることが重要です。

そのためにも、複数の業者から見積もりをとり、工事内容や費用の相場を把握しましょう。

また、工事費の安さだけを見るのでなく、なるべく誠実な対応の業者を選ぶようにしましょう。

外壁塗装業者の選び方

丈夫で長持ちするための外壁塗装を求めるならば、よい外壁塗装業者を選ぶ必要があります。

ここでは、外壁塗装業者の選び方を解説します。

選び方①相見積もりをとる

外壁塗装業者を選ぶ際には、必ず相見積もりを取りましょう。

相見積もりとは、複数の業者に同じ工事内容で見積もりを出してもらう手法です。
工事内容や価格を比較できるため、優良業者を探しやすくなります。

また、外壁塗装の実績がある会社ならば、信頼性は高いと考えられます。

複数の業者から見積もりをもらって見比べてみると、工事の内容とおおよその費用の相場が分かり、より満足のいく塗装業者を選びやすくなるでしょう。

選び方②見積書の内容を確認する

業者に出してもらった見積りの内容はよく確認するようにしましょう。

工事内容やそれにかかる費用は業者によって異なり、中には追加料金が必要な項目などもあるかもしれません。

さらに、施工方法も確認してみましょう。

外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りによって耐用年数を長くすることが可能です。

そのため、3回塗りでの施工をしてくれるかどうか確認しましょう。

選び方③塗装技能士1級資格の有無を確認する

外壁塗装の資格を職人が保有しているかどうかも優良業者の目安となります。
「塗装技能士1級」などの資格を持っている塗装業者であれば、安心して依頼できそうですね。

「塗装技能士1級」は国家資格であり、塗装に関する高い技術と幅広い知識を持つ方だけが取得できるため、高い塗装のクオリティが期待できます。

外壁塗装の耐用年数は塗料によって異なる

外壁塗装の耐用年数を塗料・外壁材に分けて解説しました。

外壁塗装は、約10年ごとに必要な外壁の塗装といわれています。

しかし、塗料にもさまざまな種類があり、どの塗料を選ぶかでも得られる効果や耐久期間は異なることを覚えておく必要があります。

少しでも耐用期間を長く保つためには、外壁の定期的な掃除や塗料の選択、そして技術力の高い優良業者を選ぶ必要があります。

塗料を選ぶ際は、耐用年数だけでなく、予算や希望の仕上がりも考慮して選ぶようにしましょう。

お客様を第一に「高品質・安全」、皆様の大切な資産をお守りします。
株式会社ウェルリペア

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